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眠くならない選び方があります

花粉症・アレルギー性鼻炎と
上手につきあうコツ

「鼻の薬」は、実は脳にも効いていることがあります。

くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみをおさえる薬の中には、眠気やぼんやり感を起こしやすいものと、ほとんど起こさないものがあります。「眠くないから大丈夫」とは言い切れないという研究報告もあります。この紙では、症状に合わせた薬の使い方と、今の時期にできる備えをまとめました。

動画・くわしい解説はこちら

1薬は「眠くならないもの」を選べます

  • 市販薬にも、眠くなりやすい成分がある
    → 「かぜ薬」「鼻炎薬」に含まれる古くからの成分は脳にも届きやすい
  • 「眠気を感じない」は当てにできない
    → 自覚がなくても、車の運転や作業の正確さが落ちることがあります

2症状に合わせて使い分けます

  • 鼻づまりが一番つらいなら、点鼻薬が本命
    → 鼻に噴きかけるステロイドの薬は、飲み薬より鼻づまりによく効きます
  • 目のかゆみは、点鼻薬だけでは取れません
    → 目には目薬が別に必要です。「薬が効かない」と感じたら組み合わせを見直します

3鼻づまりの点鼻薬は使いすぎ注意

  • 市販の「スーッとする」点鼻薬は連用しない
    → 使い続けると、かえって鼻づまりが悪化することがあります
  • 「効かなくなったから増やす」は逆効果
    → 悪循環に入っていないか、一度ご相談ください

4生活でできる備え

  • 鼻うがい(生理食塩水での洗浄)
    → 症状をやわらげる効果が報告されています。水道水そのままは使わないこと
  • マスク・メガネで、触れる量を減らす
    → 帰宅時に上着を払う・洗顔洗髪もあわせて役立ちます

5「体質を変える」という選択肢

  • 舌下免疫療法という治療があります
    → アレルゲンを少量ずつ体に慣らしていく治療。数年間続ける必要があります
  • スギ花粉の治療は、花粉が飛ぶ時期には始められません
    → 開始できるのは花粉が飛んでいない時期。気になる方は今のうちにご相談を

6毎日の心がけ

  • 症状が出る前から薬を使い始める
    → ピークが来てから始めるより楽に過ごせることがあります
  • 受験・車の運転・機械操作の前は特に注意
    → 眠くなりにくい薬を選べているか、あらためて確認しましょう
🔍 ここが誤解されがち
眠くならなければ安全?いいえ。眠気を感じなくても、車の運転などの能力が落ちることが報告されています
効かないから薬を増やす?まずは「点鼻薬と点眼薬を組み合わせているか」を確認します。市販の点鼻薬の使いすぎにも注意
鼻うがいで治る?症状をやわらげる助けにはなりますが、これだけで治るものではありません
お薬は「なんとなく眠くなるもの」をがまんして使い続ける必要はありません。使い方に迷ったら、遠慮なくご相談ください。
⚠️ 早めに相談してほしいとき
点鼻薬が手放せない市販の点鼻薬を毎日使い続けている(自己判断で増やさずにご相談を)
薬を飲むと強い眠気・ふらつき日常生活に支障が出るほどの眠気やだるさがある
片側だけの症状・においがしない左右差が強い、においを感じにくいなど花粉症以外の可能性
発熱・膿性の鼻汁が続く色のついた鼻汁や発熱を伴う場合は副鼻腔炎などの可能性があります
症状が毎日つらく、勉強や仕事に支障が出ているときも、がまんせずご相談ください。薬の選び方・使い方はその方に合わせて調整できます。
💊 お薬で気をつけること
自己判断で薬を増やさない点鼻薬・飲み薬とも、効かないと感じたらまず主治医にご相談を
高齢の方は口の渇き・尿が出にくいに注意持病によっては避けたほうがよい成分があります
妊娠中・授乳中の方使える薬が限られます。自己判断せず必ず主治医にご相談ください
今使っているお薬
眠気を感じたことがあるか
運転・受験など注意が必要な予定
次回、診てもらう日
相談したいこと
医知創造ラボ|花粉症・アレルギー性鼻炎と上手につきあうコツ(患者さん向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。眠くなりにくい薬があることや、点鼻薬・点眼薬の組み合わせ方は多くの方に役立ちますが、体質や持病によって合う治療は異なります。お薬のことは必ず主治医にご相談ください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。