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検査で異常がないと言われた方へ

不安でいろいろなことが
気になってしまうときの生活のポイント

検査で「異常なし」は、実は「悪い病気の可能性が低い」という良い知らせです。

動悸・息苦しさ・めまい・しびれ・頭痛……検査で異常が見つからなくても、症状そのものは本物です。 体と心はつながっており、不安が体の症状として現れることがあります。「気のせい」ではありません。 薬の前に、生活の中でできることから始めましょう。

動画・くわしい解説はこちら

1不安が体に症状を作るしくみを知る

  • 動悸・息苦しさ・めまい・しびれは「本物の症状」
    → 不安になると自律神経が働き、実際に体の反応として現れます。「気のせい」ではありません
  • 検査で異常がないことは「悪い病気の可能性が低い」という良い知らせ
    → 命に関わる病気は既に確認済み。次は「体と心のつながり」に目を向ける番です

2見直したい飲み物・嗜好品

  • コーヒー・エナジードリンクなどカフェインを減らしてみる
    → 動悸・そわそわ感を強める人がいます。まず1〜2週間、量を控えて様子を見ましょう
  • 「寝る前の一杯」はやめる
    → お酒は楽になっても、夜中に不安が戻りやすくなります

3眠りを整える

  • 毎日同じくらいの時間に寝起きする
    → 不安と不眠はお互いを悪化させる悪循環になりやすいものです
  • 眠れない日があっても気にしすぎない
    → 「眠れないこと」を新たな心配のタネにしないことが大切です

4体を動かす

  • ウォーキングなど軽い運動を続ける
    → 不安の症状をやわらげる効果が報告されています。無理のない範囲で毎日少しずつ
  • 運動だけで治そうと気負わない
    → 運動は生活の柱のひとつ。薬や相談の代わりにはなりません

5その場でできる呼吸のしかた

  • 吸うより吐く方を長く、ゆっくり呼吸する
    → 4秒吸って、6〜8秒かけて吐く。1分続けるだけで気持ちが落ち着きやすくなります
  • 肩や手に力を入れて→ゆるめるを繰り返す
    → 体の力を抜くと、こころの緊張もゆるみやすくなります

6決まった医療機関で経過をみる

  • 心配で病院を渡り歩くより、決まった主治医に定期的にかかる
    → 検査を重ねることは安心が長続きせず、かえって不安を強めてしまうことがあります
  • 新しい症状が出たら、次の受診でまとめて相談する
    → 決して「様子を見て放置」ではありません。同じ主治医が継続して診ることが安全な近道です
🔍 ここが誤解されがち
気のせい?いいえ。不安は自律神経を通じて本物の体の症状を作ります。「気のせい」ではありません
また検査?すでに異常なしの検査を繰り返しても、安心は長く続かず不安を強めやすいことがあります
運動で治る?運動は症状をやわらげる助けにはなりますが、それだけで不安症を治す治療ではありません
大切なのは、次々に病院を変えることではなく、決まった医療機関で経過をみながら、生活の柱を整えること。下の目安も確認してください。
⚠️ すぐに相談・受診を ― 見逃してはいけないサイン
体重思い当たる理由がないのに体重が減ってきた
発熱続く発熱がある
胸の痛み安静時にも続く胸の痛み・強い動悸がある
神経症状手足の麻痺・しびれが進んでいく
出血血便・血尿など、これまでなかった出血がある
これらは不安症状とは別に、体の病気の可能性を考えて早めに主治医に相談すべきサインです。
💬 こころの専門医(精神科・心療内科)への相談を考える目安
最優先死にたい・消えてしまいたいという気持ちがある
生活への影響仕事・家事・外出に大きな支障が続く
発作動悸や息苦しさの強い発作をくり返す
気分の落ち込み気分の落ち込み・興味の喪失を伴う
お酒・市販薬お酒や市販薬で不安をまぎらわす
改善なし生活の工夫を2〜3か月続けても改善しない
気になる症状が出る場面・きっかけ
今のカフェイン・お酒の量
睡眠の状態(寝つき・途中で目が覚めるか)
次回受診日・相談したいこと
医知創造ラボ|不安でいろいろなことが気になってしまうときの生活のポイント(患者さん・ご家族向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。症状の背景には見極めが必要な体の病気が隠れていることもあるため、自己判断で医療機関の受診をやめないでください。つらさが続く・強いときは、必ず主治医にご相談ください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。