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認知症の方を介護するご家族へ

「困った行動」と
うまく付き合うヒント

興奮・不安・くり返し・出ていこうとする・介護を拒む——こうした行動は多くの方に起こります。でも、かかわり方の工夫でやわらげられることが分かっています。 まずお薬より、日々の「理由さがし」と「安心できる接し方」から始めましょう。

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1まず「行動の理由」を探す

  • 行動には必ず理由があります。責めずに「なぜ?」を考える
    → 痛み・空腹・のどの渇き・便秘・トイレ・暑さ寒さ・不安・退屈が引き金になりがち
  • 「その直前に何があったか」を思い出す
    → 時間帯・場所・誰がいたか。メモに残すとパターンが見えます
  • まず体調のサインを疑う
    → 熱・脱水・便秘・薬の影響など、体の不調が原因のことも

2生活リズムと環境を整える

  • 起きる・寝る・食べる時間をなるべく一定に
    → 昼は光を浴びて活動、夜は静かに。昼夜の区別が混乱を減らします
  • なじみの物・写真を身近に、表示は分かりやすく
  • 大きな模様替え・引っ越しなど急な変化は控えめに

3安心できる声かけ・接し方

  • 否定しない・訂正しない・言い争わない
    → 「違う」より、まず気持ちに寄り添う。事実の正しさより安心を優先
  • ゆっくり・短く・笑顔で・目線を合わせて
  • 選択肢は少なく(「AとBどっち?」くらい)

4合った活動・役割をつくる

  • 昔の趣味・家事の一部・散歩など「できること」を活かす
    → 手持ちぶさた・後追い・くり返しの質問がやわらぐことが報告されています
  • 「上手にできる」より「一緒に楽しむ」を大切に
  • 短い時間から。うまくいった活動は続ける

5音楽・なじみのものを使う

  • 好きな曲・昔の歌を一緒に聴く・口ずさむ
    → 気分の落ち込みや不穏がやわらぐことがあります(強い興奮には限界も)
  • 写真・思い出の品で昔話をする
  • 「落ち着くきっかけ」を一つ見つけておく

6介護する人自身を守る

  • 一人で抱えない。休息と息抜きを意識してとる
    → 介護者が学び・休むことは、ご本人の困った行動をへらす助けにもなります
  • 相談先を持つ(ケアマネ・地域包括支援センター・家族会)
  • お薬は「まず薬以外を試し、必要な時は主治医と相談して慎重に」
⚠️ こんな時は早めに主治医・かかりつけに相談を
急な悪化数日で急に混乱・幻覚・興奮が強まった(体の病気のサインかも)
体の不調発熱・食べない・水分がとれない・尿が出ない
危険自分や周りを傷つける危険・強い興奮が続く
介護の限界ご家族が眠れない・追い詰められている
※ 意識がおかしい・けいれん・頭を打った・のどを詰まらせた時は、ためらわず119番を。
気になる行動と、その直前にあったこと
次の受診日
相談先(ケアマネ/地域包括)
医知創造ラボ|認知症の「困った行動」とうまく付き合うヒント(ご家族向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。対応やお薬のことは、必ず主治医・かかりつけの指示に従ってください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。