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慢性腎臓病(CKD)と言われた方へ

慢性腎臓病(CKD)の
生活のポイント

クレアチニンが少し高い=もう手遅れ? たんぱく質はどこまで減らす?

CKDは症状のないまま静かに進む病気です。むくみやだるさが出るころには進んでいることも。 いちばん確かな柱は「減塩」。たんぱく質は自己判断で極端に減らさず、運動もむしろ続けてよいなど、やりすぎ・やらなさすぎの両方に注意することが、透析を遠ざける近道です。

動画・くわしい解説はこちら

1減塩(いちばん確かな柱)

  • 食塩は1日6g未満を目安に
    → CKDの人は塩分の影響を受けやすく、減塩で血圧・尿の蛋白が明確に下がります
  • 汁物・麺のスープを残す、漬物・加工食品を減らす
    → だし・香辛料・酸味(酢・柑橘)で薄味を補うと続けやすくなります

2血圧を家で測って管理

  • 家庭血圧の目安は130/80未満
    → 朝晩測って記録し、受診のときに見せましょう
  • 減塩と処方薬をあわせて続けることが腎臓を守ります
    → 自己判断で降圧薬を減らしたり止めたりしないでください

3たんぱく質は"適量"を

  • 自己判断で極端に減らさない
    → 減らしすぎると低栄養・筋力低下(サルコペニア)を招くことがあります
  • 必要量は病期によって違う。医師・管理栄養士と相談を
    → 「たんぱく質=腎臓に悪い」と自己流で肉や魚を極端に抜かないこと

4食事全体を整える+適正体重

  • 野菜・果物・魚・全粒穀物を増やし、赤身肉・塩・甘い物を減らす
    → 個別の栄養素より「食事全体の質」を上げることが体全体によい影響を与えます
  • 肥満があれば、無理のない範囲で減量を
    → カリウム・リンの制限は病期・採血値に応じて個別化。自己判断で野菜・果物を極端に減らさないでください

5運動を続ける(安静にしすぎない)

  • 「腎臓が悪いから安静に」は誤解。運動はしてよい・むしろ有益
    → ウォーキングなど無理のない有酸素運動が体力・血圧・気分によい影響を与えます
  • 体調に合わせて無理なく、少しずつ継続を
    → 迷ったら主治医に運動の範囲を相談しましょう

6禁煙・腎臓に負担をかけない

  • たばこは腎機能低下を早める。禁煙は腎臓を守る直接的な手段
    → 禁煙する期間が長くなるほど、腎臓へのリスクは下がっていきます
  • 市販の鎮痛薬(NSAIDs)の常用・脱水・自己判断のサプリに注意
    → 造影検査を受けるときは腎臓の状態を必ず伝えてください
🔍 ここが誤解されがち ― CKDのよくある勘違い
数値が少し高いクレアチニンが少し高い=もう手遅れ、ではない。"今"の生活是正が進行スピードを左右する
たんぱく質自己判断で極端に抜くのは危険。低栄養・筋力低下を招く。専門家と適量を決める
水分・運動水をたくさん飲めば良くなるわけではない。運動は禁忌ではなくむしろ有益
大切なのは、極端な食事制限や民間療法に走るのではなく、減塩・血圧管理・適量のたんぱく質・食事の質・運動・禁煙という確かな柱を続けること。下の受診サインも確認してください。
⚠️ こんなときは受診を ― CKDの危険サイン
むくみむくみが急に強くなった・広がった
尿の変化尿が泡立つ・血尿が続く
尿量尿の量が急に減った
全身症状息切れ・強い倦怠感・吐き気がある
血圧血圧が急に高くなった
薬・検査前NSAIDsの常用・脱水・造影検査の予定がある方は事前に相談を
症状がないうちからの生活是正が、透析を遠ざける最大の武器です。 気になるサインがあれば、様子を見すぎず早めにかかりつけ・腎臓内科に相談してください。
直近の採血値(Cr・eGFR)・尿蛋白
家庭血圧の記録
今つらいこと・気になる症状
飲んでいる薬・持病(糖尿病・高血圧など)
医知創造ラボ|慢性腎臓病(CKD)の生活のポイント(患者さん・ご家族向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。生活指導の内容は病期・採血値によって個別化が必要です。症状が強い・長引く・危険サインがあるときは、必ず医療機関(腎臓内科など)を受診してください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。