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かぜをひいたとき・くり返すご家族へ

かぜの正しいセルフケアと
受診の目安

抗生物質はいる? 何日で治る? どうなったら受診?

かぜのほとんどはウイルスが原因です。抗生物質(抗菌薬)はウイルスには効きません。 多くは数日〜2週間ほどで自然に治ります。「治るのを助ける工夫」と「受診すべき危険サイン」を知っておきましょう。

動画・くわしい解説はこちら

1かぜに「抗生物質」は効きません

  • かぜの原因はほとんどがウイルス。抗生物質は細菌の薬でウイルスには無効
    → 飲んでも早く治らず、下痢・発疹などの副作用と「効かない菌(薬剤耐性)」が増えるだけです
  • 黄色・緑色の鼻水=抗生物質が必要、ではありません
    → 色のついた鼻水はウイルスのかぜでもふつうに出ます。色だけでは細菌かどうか決まりません

2治るまでの目安を知っておく

  • 鼻水・のどの痛みは数日〜1週間、咳は長引くのがふつう
    → かぜの後の咳は2〜3週間続くこともあります(平均で約18日という報告も)
  • 「まだ治らない=薬が足りない」ではありません
    → 経過を知っておくと、あわてず対処できます。ただし下の危険サインがあれば受診を

3つらい症状をやわらげる

  • 水分をこまめに・しっかり休む・部屋を加湿する
    → 特別な治療より、体が治すのを助けるのが基本です
  • 熱・のどの痛みには市販の解熱鎮痛薬を必要な分だけ
    → 使い方に迷うときは薬局・医療機関に相談を

4咳・鼻づまりのセルフケア

  • 咳には、はちみつ小さじ1〜2が役立ちます(1歳以上)
    → 市販の咳止めに劣らないという報告。1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えない(乳児ボツリヌス症)
  • 鼻づまりには生理食塩水の鼻うがい・点鼻も一手
    → 薬でない安全なケア。水道水そのままでなく生理食塩水や専用製品を使いましょう

5サプリ・市販薬の考え方

  • ビタミンC・亜鉛で「かぜ予防」はできません
    → ふだんから飲んでも発症は減りません。亜鉛は期間を少し縮めるかもしれませんが不確実で、吐き気・味覚異常などが増えます
  • 小さな子ども(特に6歳未満)に総合感冒薬・咳止めは勧めません
    → 効果が乏しく副作用の心配があります。心配なときは受診を

6まわりにうつさない

  • 手洗い・咳エチケット(マスク・口を覆う)
    → 治療というより、家族や職場にうつさない配慮として
  • 熱があるうちは無理をせず休養を
    → しっかり休むことが回復と拡大防止の両方に役立ちます
🔍 ここが誤解されがち ― かぜのよくある勘違い
抗生物質「早く治すために飲む」ではない。ウイルスのかぜには効かず副作用だけが残る
鼻水の色黄・緑でも細菌とは限らない。色で抗生物質の要否は決まらない
サプリビタミンC・亜鉛を飲んでも「かぜ予防」はできない
かぜの多くは自然に治ります。大切なのは、つらい症状をやわらげて休むこと。ただし下の危険サインがあれば早めに受診してください。
⚠️ こんなときは受診を ― かぜの危険サイン
呼吸息が苦しい・ゼーゼーする・胸が痛い → すぐ受診
熱の様子高熱が4〜5日以上続く/下がった熱がぶり返す
経過10日以上たっても悪くなる・良くならない
のど・全身つばも飲み込めない強い痛み・首の腫れ/水分がとれずぐったり
こんな方は早めに高齢者・妊娠中・持病(心臓・肺・腎臓・糖尿病など)のある方
子ども生後3か月未満の発熱・呼吸が速い・けいれん・水分がとれない → 早く受診
「かぜは自然に治る」でも、上のサインは"ただのかぜ"ではないことがあります。 迷ったときは無理をせず、かかりつけ・医療機関に相談してください。
いつから・どんな症状か
今つらい症状/やってみたケア
飲んでいる薬・アレルギー
受診の目安・相談先
医知創造ラボ|かぜの正しいセルフケアと受診の目安(患者さん・ご家族向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。症状の程度や持病によって対応は異なります。心配なとき・危険サインがあるときは、必ず医療機関・かかりつけを受診してください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。