A4・1枚(脳の中で両方が重なっていること・発症していない人もいること・中年期からの生活習慣・MRI所見の受け止め方・相談メモ欄。カラー印刷推奨)

「アルツハイマー型」と言われた方とご家族へ

「アルツハイマー型」と診断されても
血管の変化と無縁ではありません

脳を調べた研究からわかったこと。

「親はアルツハイマー型と言われたから、血圧や血管の話は関係ない」——そう思っていませんか。この紙は、認知症×生活習慣病シリーズの最終回として、脳を実際に調べた研究から見えてきたことをまとめたものです。

くわしい解説記事

1「アルツハイマー型」と診断されても、血管の変化と無縁ではありません

だから、「アルツハイマー型と言われたから血管は関係ない」ではなく、血管の変化も一緒に脳の中にあるかもしれない、と考えるほうが実際に近いようです。

2変化があっても、発症していない人もいます

3中年期からの血圧・血糖・たばこが、何十年もあとになって効いてきます

4MRIで「白質病変」「年齢相応の変化」と言われたら

5「血管を守れば認知症を防げる」という意味ではありません

⚠️ この紙が言っていないこと

「血圧や血糖を管理すれば、認知症を確実に防げる」とは証明されていません。血管を整える取り組みで認知症そのものが減ったという確かな証拠は、まだ十分ではありません。

ただし、血圧・血糖・禁煙などはもともと認知症とは別の理由で管理されている項目です。血管を大切にする生活には、それだけでも取り組む理由があります。また、新たに検査を受けることをすすめる紙でもありません。気になることがあれば、まず担当の先生にご相談ください。

6今日、担当の先生に相談したいこと

✍️ 今日やることは2つ。「気になることを書き出す」と「相談する」
目標の値や治療方針は、この紙では決めません。担当の先生と決めてください。
血圧・血糖・コレステロールの直近の値と目標
MRIなどの画像検査で指摘されたこと
たばこ・お酒の量(見直しを考えているか)
もの忘れ以外に気になる変化
次の受診日
医知創造ラボ|監修:今村久司(脳神経内科専門医・総合内科専門医)
この資料は、PubMedで実在を確認した一次文献(脳の剖検研究・脳血管病理とアルツハイマー型認知症の関連・久山町研究など)をもとに作成しています。扱った研究の多くは横断研究・観察研究で、「血管の変化が原因でアルツハイマー型になる」ことも「血管を守れば認知症を確実に防げる」ことも証明されたわけではありません。