A4・1枚(いつの血圧が効くか・どの認知症が増えるか・下げるとどうなるか・薬を自分でやめない・記入欄。カラー印刷推奨)

血圧を指摘された方とご家族へ

高血圧と認知症のこと
いま何をすればよいか

「血圧を下げれば認知症を防げる」とは、まだ言い切れません。

高血圧が認知症の危険因子であることは分かっています。ただし「下げれば防げる」と言い切れるかは、別の話です。研究で分かっていること/まだ分かっていないことを分けて、いま何をすればよいかだけをまとめました。この紙は受診のときに持ってきて、主治医と一緒にお使いください。

くわしい解説
(記事)

1効いているのは「いま」より「中年期」の血圧

2増えるのは、まず「血管性認知症」

日本人を長く追いかけた研究(久山町研究)では、血圧が高い人ほど血管性認知症が増えていました。一方で、アルツハイマー病では同じような関連は見られませんでした。認知症とひとくくりにせず、「血圧と結びつきが強いのは血管性のほう」と考えるのが、いまの研究に忠実な見方です。

3下げると減る。ただし「防げる」とまでは言えない

4自己判断で薬を減らさないでください

⚠️ ここがいちばん大切です

「血圧を下げすぎると認知症になる」という話を見かけることがあります。もとになった研究は、血圧がどう変わってきたかを観察して分類したもので、降圧薬で下げすぎた場合を調べた研究ではありません。

ですから、この話を理由に自分の判断で薬を減らす・やめることは勧められません。ふらつき、立ちくらみ、転びそうになることがあれば、薬をやめるのではなく、そのことを主治医に伝えてください。量や種類の調整は主治医が判断します。

5家で血圧を測って、受診のときに見せる

✍️ 受診のときに、主治医と一緒に書きましょう
血圧の目標は人によって違います。あなたの目標を、ここに書いてもらってください。
わたしの血圧の目標
気になるときの連絡先
次の受診日
日付
上/下
日付
上/下
2週間分。ふらつきがあった日は、値の欄に○をつけてください。
医知創造ラボ|監修:今村久司(脳神経内科専門医・総合内科専門医)
この資料は、PubMedで実在を確認した一次文献をもとに作成しています。お薬の種類や量、血圧の目標値については、必ず主治医にご確認ください。治療方針は担当の先生の判断によります。