40代の肥満と、70代のやせ。同じ体重の話でも、意味がちがいます。
「太っていると認知症になる」とも、「高齢の方は少しふっくらしているほうがよい」とも言われます。どちらも研究で報告された話ですが、体重を測った時期が違います。この紙は、体重の減らし方ではなく、体重の「変化」に気づくための紙です。受診のときに、担当の先生と一緒にお使いください。
「太っていると認知症になる」とは言っていません。ここで紹介したのは、体重をくじ引きで割りつけた試験ではなく、たくさんの方を長く観察して比べた研究です。
「やせれば認知症を防げる」とも言っていません。体重を減らす取り組みを10年続けた試験がありますが、認知機能の面で差は出ていません。そして「高齢の方は太っているほうがよい」とも言っていません。体重を管理する理由は、認知症とは別のところ(血圧・血糖・ひざ・心臓など)にあります。