A4・1枚(いまからやめても遅くない理由・戻るまでにかかる時間・減らすだけでは足りない理由・よくある心配・相談メモ欄。カラー印刷推奨)

禁煙を迷っている方とご家族へ

たばこと認知症のこと
いまからやめても遅くありません

早くやめるほど、取り戻せます。ただし、ゼロにはなりません。

「もう何十年も吸ってきたのに、いまさらやめて意味があるのか」——それを直接調べた研究があります。やめた人では、認知症リスクの上昇が見えなくなっています。ただし、数年かかります。受診のときに、担当の先生と一緒にお使いください。

くわしい解説記事

1「いまさらやめても遅い」は本当か

2ただし、戻るまでに数年かかります

やめた翌日から変わるわけではありません。差が見えなくなるまでには数年かかります。何年かかるかは研究によって幅があり、ひとつの年数には決められません。まっすぐ下がっていくわけでもなく、途中で上下します。早くやめるほど取り戻せます。ただし、ゼロにはなりません。

3本数を減らすだけでは足りません

4よくある心配と、やめ方の相談先

5この紙の読み方を、間違えないでください

⚠️ 3つとも、この資料が言っていないことです

「やめれば認知症にならない」とは言っていません。ここで紹介したのは、くじ引きで割りつけた試験ではなく、吸う人と吸わない人を観察して比べた研究です。

「○年で元通りになる」とも言っていません。何年かかるかは研究によって幅があります。そして「減らすと悪くなる」とも言っていません。言えるのは、減らすだけでは、やめたときと同じ結果は確認されていない、ということだけです。

6相談するときのメモ欄

✍️ 今日やることは2つ。「いまの状況を伝える」と「やめ方を相談する」
1日の本数 / 吸い始めた年齢
これまでにやめた時期(いつ・どのくらい)
やめられなかったときのきっかけ
禁煙外来について聞きたいこと
次の受診日
医知創造ラボ|監修:今村久司(脳神経内科専門医・総合内科専門医)
この資料は、PubMedで実在を確認した一次文献をもとに作成しています。ここで扱ったのはすべて観察研究で、「やめれば認知症を防げる」ことが証明されたわけではありません。禁煙の具体的な方法は、担当の先生にご相談ください。