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まず、体重の5%から始めます

脂肪肝と
言われたら

やせなくても、5%減るだけで肝臓は変わります。

脂肪肝は、肝臓に脂肪がたまった状態です。痛くもかゆくもないので「ただの脂肪肝」思われがちですが、そのままにすると肝臓が硬くなることがあります。この紙では、どこまで減らせばよいか・どんな運動でよいか・いつ相談するかをまとめました。

動画・くわしい解説はこちら

1健診の「ALT」を見てください

  • ALTが30を超えたら、一度ご相談を
    → 学会は「ALTが30より高ければかかりつけ医に相談を」と呼びかけています
  • 数字が正常でも、油断はしないでください
    → とくに糖尿病がある方は、数値が正常でも確認が必要なことがあります

2目標は「体重の何%か」で考える

  • まずは今の体重の5%を目標に
    → 70kgの方なら3.5kgほどです。ここまでで肝臓の脂肪は減り始めます
  • 7%で炎症、10%で硬さまで変わります
    → 減った分だけ肝臓はよくなります。ゼロか百かではありません

3運動は「歩く」だけではありません

  • 筋トレでも肝臓の脂肪は減ります
    → 息が上がる運動がつらい方・膝が痛い方でも取り組めます
  • 目安は週3回・40〜45分・3か月
    → 短期間では変わりません。続けられるやり方を一緒に決めましょう

4やせていても脂肪肝はあります

  • 「太っていないから関係ない」は誤解です
    → 日本の健診でも、やせた方の脂肪肝が一定の割合で見つかっています
  • 体重が普通でも、やることは同じです
    → 食事の内容と運動の習慣を整えることが基本になります

5お酒の量は、正直に教えてください

  • 責めるために聞くのではありません
    → お酒が加わると見るべき検査や注意点が変わってくるためです
  • 減らせる範囲を一緒に決めましょう
    → 「ゼロにできない」という方も、まずは今の量を教えてください

6肝臓だけの問題ではありません

  • ほかの病気も増えることが分かっています
    → 肝臓の外の病気や心臓・血管の病気も増えると報告されています
  • だから、通院と検査を続けてください
    → 症状が出てからでは遅いことがあります。定期的に確かめます
🔍 ここが誤解されがち
「ただの脂肪肝」だから平気?脂肪がたまっただけの段階でも、そのままにしないほうがよいと分かってきています
やせているから大丈夫?体重が普通でも脂肪肝は見つかります。指摘されたら同じように取り組みます
一気にやせたほうが早い?自己流の急な絶食はかえって体に負担です。やり方は相談してください
「何キロやせればいいですか」と聞かれたら、今の体重の5%から考えてみてください。目標が小さいほど、続けやすくなります。
⚠️ すぐに相談してほしいとき
白目や皮ふが黄色いまれですが、肝臓が弱っているサインのことがあります
足がむくむ・おなかが張る急にズボンがきつくなった、足がむくむときはご相談ください
黒い便が出た・血を吐いたすぐに受診が必要です。迷わず連絡してください
食欲がない・急にやせた意図していないのに体重が減るときは別の原因も確かめます
脂肪肝そのものには、ふつう症状がありません。だからこそ、症状が出るのを待たずに検査を続けることが大切です。
🧪 一人でがんばらなくて大丈夫です
食事は自己流でなくて構いません管理栄養士による栄養指導を受けられる場合があります
ほかの持病とまとめて見ます糖尿病・高血圧・コレステロールがある方はあわせて整えます
専門の医師を紹介することがあります悪くなったからではなく、肝臓の硬さを確かめるためです
健診のALTの値/日付
今の体重/5%減の目標
1週間に飲むお酒の量
運動する曜日と内容
次回、検査を受ける日
医知創造ラボ|脂肪肝と言われたら(患者さん向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。体重を5%減らすことや運動を続けることは多くの方に役立ちますが、脂肪肝の原因やほかの持病によって必要な対応は異なります。減量の進め方やお薬については必ず主治医にご相談ください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。