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胸やけ・呑酸が続く方へ

逆流性食道炎(GERD)と付き合うための
生活のポイント

お薬とあわせて、生活の工夫で症状を和らげやすくなります。

胸やけ・呑酸(酸っぱいものが上がる感じ)・食後や寝ているときのもたれ感。 よく言われる「あれもこれも食べてはいけない」という一律の制限は、実は体重・寝るときの工夫ほど根拠がはっきりしていません。 まずは効果がわかっている工夫から始めましょう。

動画・くわしい解説はこちら

1体重を減らす

  • 体重が増えるほど胸やけが出やすくなります
    → 少し減らすだけでも、症状や薬の効きがよくなります
  • 急なダイエットでなく、無理のない範囲で少しずつ
    → 目標体重は下の記入欄で主治医と一緒に決めましょう

2寝るときの工夫

  • ベッドの頭側を10〜20cmほど高くする
    → 枕だけでなく、ベッドの脚に台を入れて高くします
  • 夕食から寝るまで3時間ほど空ける
    → 寝る直前の食事は、胃の内容物が上がりやすくなります

3左向きで寝てみる

  • 仰向けや右向きより、左を下にして寝る
    → 胃の内容物が食道に上がりにくくなると言われています

4たばこをやめる

  • 禁煙は体全体に良い影響があります
    → ただし「禁煙すればすぐ逆流が治る」というものではありません
  • 無理のないペースで、主治医や禁煙外来に相談を
    → 禁煙後の体重増加が逆流を悪化させることもあります

5食べ物は自分のトリガーを見つける

  • 「あれもこれも禁止」にする必要はありません
    → チョコ・コーヒーなどを一律に禁止する根拠は乏しいです
  • 脂っこい食事・お酒・炭酸・食べ過ぎは控えめに
    → 自分の症状が悪化するものだけ見つけて減らせば十分です

6おなかに圧をかけない

  • きついベルト・補正下着を避ける
    → 前かがみが続く作業は途中で休憩を挟みましょう
  • 便秘を放置せず、いきむ回数を減らす
    → おなかに力が入る動作を減らすことが逆流予防になります
🔍 ここが誤解されがち
食べ物は全部ダメ?いいえ。一律に禁止する根拠は乏しく、自分の症状が悪化する食品だけ控えれば十分です
禁煙すればすぐ治る?禁煙は体全体に良いですが、逆流症状が必ず良くなるとは限りません。それでも禁煙はおすすめです
枕を高くすればOK?枕だけで首を曲げず、頭側全体を高くすることが大切です
「治す」というより薬の効きを助け、症状を軽くしやすくするのが生活の工夫の役割です。下の受診サインも確認してください。
⚠️ すぐに相談・受診を ― 見逃してはいけないサイン
つかえ感飲み込みにくい・食べ物がつかえる感じがある
体重思い当たる理由がないのに体重が減ってきた
出血吐血がある・便が黒っぽい(タール便)
貧血健康診断などで貧血と言われたことがある
これらは胸やけとは別に、内視鏡などの検査が必要なサインです。胸の痛みが続く場合は、心臓の病気の可能性も考えて早めに相談してください。
💊 お薬について
自己判断で中止しない症状が良くなっても、自己判断で薬を減らしたりやめたりしない
飲むタイミング胃酸を抑える薬は、食前など指示されたタイミングで飲むと効果的とされています
迷ったら確認薬の種類によって飲み方が異なります。迷ったら医師・薬剤師に確認を
目標体重・今の体重
症状が出やすいと感じる食べ物・飲み物
夕食の時間・寝る時間
次回受診日・相談したいこと
医知創造ラボ|逆流性食道炎(GERD)と付き合うための生活のポイント(患者さん向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。胸やけ・つかえ感などの症状の背景には、食道や胃の病気、まれに心臓の病気が隠れていることもあります。自己判断で薬をやめたり受診を先延ばしにせず、気になる症状があれば必ず主治医にご相談ください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。