A4・2枚(1枚目=3段階の使い分け・病者用食品・水だけではいけない理由/2枚目=のどの渇き・高齢の方への声かけ・持病がある方・受診の目安。カラー印刷推奨)

熱中症予防に、毎日は飲みません

熱中症・脱水の
水分補給ガイド

経口補水液は「具合が悪くなってから」の飲み物です。まず、3段階に分けて考えます。

熱中症・脱水の水分補給をまとめた資料です。普段・汗をかいている最中・脱水したときの3段階の使い分けと、のどの渇きを当てにしてよい人・いけない人の見分け方、そして受診の目安をまとめました。

動画・くわしい解説はこちら

1飲み物は3段階で選びます

場面飲むもの理由
普段(脱水していないとき)水・麦茶で十分です。塩分は食事からとれています
汗をかいている最中塩分の入ったものにします。水だけでは体に残りません
下痢・嘔吐・熱中症の症状で脱水したとき経口補水液。ここで初めて使います
※ 「常備しておく」ではなく、「どの場面で開けるか」を決めておくことが大切です。

2経口補水液は「具合が悪いとき」の飲み物です

📍 国の分類では「病者用食品」です
約3〜4倍 経口補水液は、スポーツドリンクよりナトリウム・カリウムが多く含まれています
消費者庁は「脱水状態でない方が普段の水分補給として飲むものではありません」はっきり案内しています。元気なうちから毎日飲む物ではありません。

3水だけではいけない理由

水だけを飲むと飲んだそばから尿になって出ていきやすくなります。血液が薄まるためです
塩分が入っていると体に水がとどまりやすくなります。足もつりにくくなります
※ 汗をたくさんかいている最中は、水だけにせず塩分の入った飲み物に変えてください。

4のどの渇きを当てにしてよい人・いけない人

運動・お仕事をする方のどが渇いたら飲む、で合っています。渇く前に飲みすぎるとかえって具合が悪くなることがあります
高齢の方のどの渇きを当てにしないでください。年齢とともに「渇いた」という感覚が当てにならなくなります

5高齢の方へ:飲むタイミングを決めておきましょう

6持病がある方へ

⚠️ 腎臓・心臓・糖尿病の治療中は、飲む前に主治医へ
ナトリウム・カリウムが多い腎臓・心臓の治療中は、摂取量に制限がかかっていることがあります
糖質も含まれる糖質の摂取量を制限されている場合も、同じように注意が必要です
「使用前に必ず医師に相談しましょう」消費者庁も案内しています。

7ここまで来たら受診してください

🚨 次のどれかに当てはまれば、ためらわず救急を
立ちくらみ・こむら返り・大量の発汗意識がはっきりしていれば、涼しい所で安静・冷却・経口補水でかまいません
頭痛・吐き気・倦怠感・力が入らない・判断力が落ちているここまで来たら受診してください
意識がおかしい・呼びかけへの反応が鈍いすぐに救急車を呼んでください
自分で水が飲めない無理に飲ませようとせずすぐ救急です
🌡️ 暑さ指数(WBGT)を毎日チェックしましょう
環境省の熱中症予防情報サイトで、自分の地域の暑さ指数が確認できます。アラートが出ていなくても、31を超える日は外出・運動を控えましょう。(https://www.wbgt.env.go.jp/)
次回受診日
持病・服薬中のお薬
気になること・聞きたいこと
医知創造ラボ|熱中症・脱水の水分補給ガイド(患者さん向け配布資料)
この資料は一般的な情報です。持病がある方の経口補水液の使用や水分摂取量は、必ず主治医にご確認ください。 くわしい解説は tools.ichisouzo-lab.com(QRコード)から。