PPPD・前庭リハビリを 6分 で解説
まず治せるめまいを治す。避けず
少しずつ慣らせば、良くなっていきます。
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検査で異常が出なくても、3か月以上ほぼ毎日続くめまいがあります。立つ・動く・人混みや画面で悪化するPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)という診断です。
PPPDは気のせいでも精神疾患でもない、実在する慢性の機能性めまい。まず名前をつけることが第一歩です。
| 柱 | 効果・要点(出典) | 位置づけ |
|---|---|---|
| PPPD診断 | 3か月以上・立位/体動/視覚で悪化(Staab'17) | 土台 |
| 悪循環を断つ | 回避・不安が慢性化=治療できる(Popkirov'18) | 説明 |
| 前庭リハビリ | めまい頻度・障害度が改善(Cochrane'15) | 中核 |
| CBT上乗せ | 不安・抑うつ・DHIが改善(Zang'24) | 併用 |
| 非薬物の比較 | 効果は小〜中・個人差大(Suica'24) | 現実 |
| 薬(SSRI等) | 補助的・エビデンス低め(Popkirov'18) | 選択肢 |
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慢性めまい=すぐPPPDと決めない。BPPV(耳石置換で治る)・前庭神経炎・メニエール病・前庭性片頭痛・起立性低血圧・薬剤性・不整脈・貧血を先に確認します。
これらは治療で良くなるめまい。見落とすと回復の機会を逃します。診断ツールで整理を。
3か月以上ほぼ毎日続くめまい・ふらつき。立つ・動く・人混みや画面で悪化するのが特徴です。
気のせいでも心の病でもなく、脳のバランス調整のクセ。名前がつくだけで安心につながります。
動くと一時的にめまいが強くなっても、少しずつ体を動かして慣らす前庭リハビリ(馴化)が回復につながります。
自己流の過負荷や転倒に注意。理学療法士・主治医の指導下で、少しずつ段階的に進めます。
怖くて人混み・スーパー・スマホ画面を避ける。動かない生活で、めまいが固定化してしまう。
短時間から少しずつ。慣れる場面を広げると、視覚で誘発されるめまいが和らいでいく。
怖い→避ける→動かない→もっとふらつく…の悪循環
考え方の練習(CBT)で悪循環をゆるめる。避けずに慣らすと、少しずつ楽になっていきます
SSRI・SNRIなどの抗うつ薬が選択肢です。効果が出るまで数週間かかり、自己判断で中断しないことが大切です。
効果には個人差があり「必ず効く」ではありません。前庭リハビリ・考え方の練習と組み合わせて。
前触れのない突然の激しいめまい
手足の麻痺・しびれ・ろれつ困難・物が二重
経験のない激しい頭痛・後頭部痛
片側の難聴・耳鳴りの急な増悪
BPPV等は治療で治る。慢性=即PPPDにしない。
前庭リハビリ+考え方。転倒に注意し指導下で。
すぐ完治でなく少しずつ。薬は自己中断しない。
Staab JP, et al. J Vestib Res. 2017.
Popkirov S, et al. Pract Neurol. 2018.
Popkirov S, et al. Curr Treat Options Neurol. 2018.
McDonnell MN, Hillier SL. Cochrane Database Syst Rev. 2015.
Zang J, et al. Braz J Otorhinolaryngol. 2024.
Suica Z, et al. Front Neurol. 2024.
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