眠気が取れないとき、圧の設定より先に確かめる3つ
| 良くしたいもの | 一晩あたりの目安 |
|---|---|
| 日中の眠気の自覚 | 4時間 |
| 血圧と、心臓・血管の病気のリスク | 4時間以上 |
| 日中、しっかり起きていられる力 | 6時間 |
| 生活のしやすさ・健康感 | 7時間半 |
「4時間を超えたから合格」ではなく、「まだ伸びしろがある」と伝える
2週間で、眠気と
朝の血圧が戻る
治療する前より悪くなるわけではないが、無呼吸そのものは元に戻る
眠気は1晩から、
運転は2〜7日で
運転の反応をみる検査では、2日から7日で良くなったと報告されている
『SAS診療ガイドライン2020』CQ29・CQ31 / Tregear S, et al. Sleep. 2010;33(10):1373-80.
眠気が取れないのは、圧が合っていないからだ
ガイドラインは、圧の設定を変えても
続けやすさは変わらない、としている
※ 圧の設定は「合わせる」ものであって、「続かない理由」ではない、という意味です
圧リリーフ機能の使用による
CPAPアドヒアランスの改善効果は、
統計学的には認められていない
日本呼吸器学会『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』CQ30-2
※ アドヒアランス=治療をどれだけ続けられているか。固定圧とオートでも「差はない」(CQ30-1)
1晩あたり
約13分長くなる
日中の眠気については、はっきりした差とは言えなかった
1晩あたり
約1時間19分長くなる
始めたばかりの時期に、行動へはたらきかけた場合
※ 別々の研究の数字で、直接比べたものではありません。Kennedy B, et al. Cochrane. 2019;12:CD003531. / Askland K, et al. Cochrane. 2020;4:CD007736.
日本呼吸器学会『SAS診療ガイドライン2020』CQ30-3/30-4/30-5/CQ16-4
始めて1か月の使い方が、その後ずっと続けられるかを最もよく言い当てる
『SAS診療ガイドライン2020』CQ30-4 / Yoshikawa A, et al. Sleep Breath. 2023;27(5):1795-1803.(日本人28名)
『SAS診療ガイドライン2020』CQ16-4 / Foster GD, et al. Arch Intern Med. 2009;169(17):1619-26. / Kuna ST, et al. Am J Respir Crit Care Med. 2021;203(2):221-229.
まず無呼吸そのものの治療を優先し、それでも眠れないときに睡眠薬を検討する
ガイドラインは、CPAPが使えない場合に「提案する」と書いている
長く使ううちに歯が動き、かみ合わせが変わることがある
横向きに寝れば、CPAPはいらない
比較試験では、無呼吸の数は減ったが
日中の眠気は変わらなかった
ガイドラインも「横向きで無呼吸が軽くなることを確かめたうえで」指導することを提案(CQ16-5・根拠は弱い)
Kelly JL, et al. Thorax. 2026;81(4):370-379.
日本呼吸器学会ほか監修『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』南江堂CQ16・29・30・31・32・35
Askland K, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2020;4(4):CD007736.
Kennedy B, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2019;12(12):CD003531.
Weaver TE, et al. Sleep. 2007;30(6):711-9.
個々の治療方針は担当の先生の判断によります。