「リハビリはしたほうがいいですか」に——
どこまで言えるかで、誠実に答える
まだ、そこまでは言えません。「治りを助ける」と「後遺症を防ぐ」は別です
CHAPTER
顔面神経麻痺では眼輪筋の機能が障害されて兎眼を生じ、角膜が刺激や損傷に対して脆弱になります。
「まず守るのは目です。顔の動きより先に、目のケアから始めましょう」
保存的な兎眼管理の方法について、患者さん自身の受け止めを調べた調査があります。
「やり方はいくつかあります。続けられそうなものを選びましょう」
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日本のガイドラインでは、系統的レビューの結果としてリハビリの有効性が示されました。
「リハビリはしたほうがよいです。治りを助けることが分かっています」
同じ解析の中で、病的共同運動などの後遺症については有意差が示されていません。
「後遺症が出たとしても、ご自分の努力が足りなかったからではありません」
回復期の代表的な手技が、鏡を使ったバイオフィードバック療法です。
「鏡を見て、目が一緒に閉じないか確かめながらゆっくり動かしましょう」
電気刺激と共同運動の関係を検討した最新の系統的レビューでは、増加は確認されませんでした。
「市販の機器をご自分の判断で顔に使うのは勧めません。ご相談ください」
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治療が行われなかった時代の大規模なコホートで、回復し始める時期には幅があることが示されています。
「3週間で動かないからだめ、ということではありません」
日本顔面神経学会が認定制度を開始し、名簿を公開しています。
「後遺症が気になるときは、専門の先生に相談する道もあります」
角膜障害を疑い眼科と連携
ハント症候群を念頭に置く
末梢性以外の原因を検討
再評価と精査を検討する
顔の動きより先に、目を守ることから始める
「治りを助ける」と「後遺症を防ぐ」は別の話
相談医とリハビリ指導士の名簿がある
ご視聴にあたってのお願い
この動画は一般的な情報提供であり、診断・治療の代わりにはなりません。
症状がある場合は医療機関を受診してください。
萩森 2023 日耳鼻(GL2023解説)
Nakano 2024(理学療法メタ解析)
Khan 2022(運動療法の系統的レビュー)
Teixeira 2011(コクランレビュー)
Nakamura 2003(鏡を用いた訓練)
Coulson 2025(眼保護の患者視点)
Eberly 2026(電気刺激と共同運動)
Puls 2020(経皮的電気刺激)
Azuma 2018(ENoGと予後予測)
Azuma 2020(発症時期は予測不能)
Peitersen 2002(自然経過)
Baugh 2013(AAO-HNSF 診療GL)
顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版
概要欄からブログ記事をご覧ください
外来でそのまま使える
配布資料を用意しています
次回もお楽しみに