「脂肪肝ですね、痩せましょう」で——
終わらせないための組み立て
入口は健診のALT 30。目標は体重の「%」。この2つで外来が変わります
CHAPTER
日本肝臓学会は2023年、健診でALTが30を超えていたらまず相談を、と呼びかけました。
「学会が30を目安にしています。まず原因を確かめましょう」
日本の多施設研究が、ALTが30以下の患者さんだけを取り出して検討しています。
「数値が正常でも、確認したほうがよい場合があります」
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2023年の多学会合意で病名が変わり、日本のガイドラインも2026年に改訂されました。
「責めるためではなく、見る検査が変わるので正確な量を教えてください」
生検で確かめた患者さんを1年間追跡した研究で、減った割合と改善の程度が対応していました。
「今の体重の5%が目標です。70kgの方なら3.5kgです」
同じ研究で、1年かけて5%以上減らせた方は3割ほどにとどまりました。
「ゼロか百かで考えなくて大丈夫です。まず5%から始めましょう」
有酸素運動と筋力トレーニングを直接比べた系統的レビューがあります。
「歩く運動でなくて構いません。筋トレでも肝臓の脂肪は減ります」
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日本の健診受診者を新しい分類で層別した横断研究があります。
「体格だけでは判断できません。やることは同じです」
生検で確かめた大規模なコホート研究が、病期ごとの見通しを示しています。
「死因の第1位は心血管」とは言わない——同じコホートの2論文を混ぜない
まず原因を検索してから
FIB-4が高ければ相談を
栄養指導の併用を検討
速やかに専門診療科へ
正常値でも、糖尿病があれば硬さを確かめる
まず5%。達成できるのは3割と知っておく
やせ型も拾い、肝臓の外のリスクも伝える
ご視聴にあたってのお願い
この動画は一般的な情報提供であり、診断・治療の代わりにはなりません。
症状がある場合は医療機関を受診してください。
日本肝臓学会 奈良宣言2023
Kawanaka 2025(ALT正常例の紹介判断)
Rinella 2023(新病名デルファイ合意)
Vilar-Gomez 2015(減量と組織の改善)
Promrat 2010(生活習慣介入の試験)
Hashida 2017(有酸素と筋トレの比較)
Miwa 2024(日本の健診・新分類)
Simon 2021(生検確定例の死亡)
Simon 2022(心血管イベント)
Kanwal 2021(AGA 診療パスウェイ)
EASL-EASD-EASO 2024(欧州GL)
AASLD 2023(米国 Practice Guidance)
MASLD診療ガイドライン2026(第3版)
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外来でそのまま使える
配布資料を用意しています
次回もお楽しみに