医知創造ラボ

関節サプリ「グルコサミン」と
アルツハイマー病の新しい話

飲んでいる人が知っておきたい「気をつけたい人」

健康のはなし 監修:今村久司 所要 約9分
今日のテーマTODAY'S POINT

身近な関節サプリが、
もしかして脳の話に?

結論

新しい研究で、認知症やその前段階のある人では
進行・死亡リスク上昇と「関連」が示されました。
ただし健常な人への影響は示されておらず、心配なら主治医に相談を。

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この動画でわかることAGENDA

5つの疑問で、すっきり理解

1
グルコサミンって何?なぜ関節サプリが脳の話に出てくるの?
2
アルツハイマーの脳で何が?糖の飾りが「付きすぎ」ていた
3
それは原因?結果?マウスが出したヒント
4
人間のデータは?5万人のカルテが示したこと
5
で、私はどうすれば?怖がらず、心配なら相談
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CHAPTER

01

そもそもグルコサミンって何?

体の仕組みMECHANISM

グルコサミンは、体の中では「糖の飾り」の材料


タンパク質
グルコサミン関節サプリの成分。
糖の「部品」1個
つながって糖鎖に部品が連なった
「糖の飾り」
タンパク質に付く脳のタンパク質に
「飾り付け」される

だから関節サプリの成分が、脳のタンパク質の「飾り付け」とも関わってくるのです。

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CHAPTER

02

アルツハイマーの脳で
何が起きていた?

07
病気の脳でOVER TIME

糖の飾りは、病気が進むほど増えていく


初期 やや進む 進む かなり進む

脳に付く「糖の飾り」の量は、病気の進み具合(Braakの段階)とともに段階的に増えていた

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CHAPTER

03

それは原因
それとも結果?

09
マウス実験MOUSE STUDY

糖の飾りを減らすと改善、足すと悪化


減らすと

記憶が改善

糖の飾りの合成を抑えると、アルツハイマーのマウスで「相手を覚えている力」が良くなった。

足すと

記憶が悪化

グルコサミンを与えると、脳の糖の飾りが増えて、同じ記憶の力が悪くなった。

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大事な但し書きKEY CAVEAT

ただし、健康なマウスでは悪くならなかった


同じ量のグルコサミンを健康なマウスに与えても、糖の飾りは増えず、記憶も悪くなりませんでした。

⚠️ ここがポイント

悪い影響が出たのはアルツハイマー的な状態の脳だけ。健康な脳には、それを抑える仕組みがあるようです。

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CHAPTER

04

人間のデータは
どうだった?

KEY NUMBER
約25%

認知症のある人では、
死亡リスクの上昇と関連

前段階(MCI)から認知症への進行も、約25%増と関連

5万人超の電子カルテ解析(死亡リスク P=0.0023/進行 P<0.001)

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読み解くときの注意HOW TO READ

「関連」は「原因」とは限らない


これはカルテをさかのぼって調べた観察研究。「一緒に起きやすい」という関連であって、グルコサミンが原因と証明されたわけではありません

⚠️ おさえておきたい3点

① 使っていた人は各群で約8% ② 前段階(MCI)だけでは死亡リスクに差はなかった ③ あくまで認知症などの病態がある人での関連で、健常な人の発症を示したものではありません。

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CHAPTER

05

で、私は
どうすればいい?

15
どう行動する?WHAT TO DO

あわてず、この順番


🙆
怖がりすぎない

健康な人での発症は示されていません。過度に不安にならなくて大丈夫。

自己判断でやめない

飲んでいる薬やサプリを、急に自分の判断で止めないでください。

🩺
心配なら主治医に相談

認知症が心配・該当する家族がいるなら、かかりつけ医に相談を。

🔬
今後の研究を待つ

本当に害があるかは、これからの臨床試験で確かめられていきます。

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まとめSUMMARY

今日の3つの持ち帰りポイント


01
脳では「糖の飾りの付きすぎ」

アルツハイマーの脳で起き、病気を進める側かもしれない、という手がかりが出ました。

02
病態がある人で「関連」

5万人のカルテで、認知症のある人の進行・死亡リスク上昇と関連。健常者では影響なし・因果は未確定。

03
怖がらず、相談を

急にやめる必要はなし。心配なら、自己判断せずかかりつけ医に相談しましょう。

次回は 「サプリとの上手なつき合い方」

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