個人向け国債 という選択肢を整理する
医知創造ラボです。
制度と仕組みを、正しく知ってもらうための
回です。
銀行が万が一破綻しても、利息のつく預金は一定の範囲で保護されます。
1つの銀行につき元本1,000万円までと、破綻するまでの利息が保護されます。これが預金保険制度です。
同じ銀行の支店を分ければ安全
支店をまたいで合算。保護の単位は
「銀行ごと・預金者ごと」
一定の条件を満たす預金は、金額の上限なく全額保護されます。
引き落としに使える/いつでも払い戻せる/無利息。この3条件を満たす預金は、すぐ使う大口資金の避難先になります。
| 区分 | 内容 | |
|---|---|---|
| 対象外 | 外貨預金・譲渡性預金はこの保護の対象外 | 対象外 |
| 合併特例 | 合併に関わった銀行の数だけ、保護される金額が増える | 1年間限定 |
国が発行する、個人専用の国債です。
変動10年・固定5年・固定3年の3種類。毎月発行、1万円から購入できます。
ここが預金と大きく違うところです。
発行から1年間は原則、途中で解約できません。
1年たてばいつでも換金できますが、直近の利子の一部が差し引かれます。
明日でも動かせる
最低1年は寝かせる
半年から1年以内に使うかもしれないお金は、そもそも国債に回すべきではありません。
買った窓口が破綻しても、
国債の元本・利子は国が支払う
— 財務省「個人向け国債」商品概要
日銀は2026年6月、
政策金利を再び引き上げました
出典:日本銀行 金融政策決定会合(2026年6月)
個人向け国債 2026年7月募集分(発行日2026年8月17日)の表面利率(税引前)。今回は固定5年がもっとも高い水準です。
2026年8月の改定後でも、この水準です。
利子には20.315%の税金がかかるので手取りは少し下がりますが、それでも普通預金との差ははっきり残ります。
およそ2万円
およそ9万7,500円
この差は無視できません。
個人向け国債の利率推移(イメージ)
上がる方向にしか動かない、と思われがち
金利が下がる局面では、見直し後の利率も下がる
残りを預金と国債にどう振り分けるか、イメージを3つ挙げます。
これが正解ではありません。ご自身の資金計画に合わせて考えてください。
預金と固定5年、変動10年をバランスよく持つ
イメージ。特に強い見通しがない場合は、まずこのあたりから考え始めるとよいでしょう。
金利がまだ上がると考える人向け。変動10年の比率を高めにするイメージです。
半年ごとの見直しの恩恵を、多く受けられる配分。
3〜5年以内にまとまった支出の予定がある人向け。その時期に合わせて満期を選びます。
自分の資金の使い道から逆算するのがポイント。
利子を受け取るとき、
源泉徴収されます
確定申告が必要になるケースは限られています
預金の残高をそのまま評価するのとは、少し違う点として覚えておいてください。
額面金額 + 経過した利子 − 途中換金した場合の差し引き分、
という仕組みで評価されます。
「1,000万円を超えたら全部国債」というのは、やや単純化しすぎです。
使う予定のないお金だけを、少しずつ国債に振り分けていきます。
これが、今の金利環境における現実的な考え方。
1,000万円を超えた分は全額国債にすべきですか?
いいえ。近い将来使うお金や、生活防衛資金は預金に残しておくのが基本です。
口座を開設した銀行や証券会社が破綻したら、国債はどうなりますか?
大丈夫です。元利の支払いは国が責任を持つので、国債そのものの権利は保護されます。
少額からでも始められますか?
はい、1万円から購入できます。まずは少額で仕組みに慣れてみる、という始め方でも構いません。
ご視聴にあたってのお願い
この動画は制度と商品の一般的な説明で、特定の商品をおすすめするものでも、投資の助言をするものでもありません。
実際の判断は、必ずご自身で
最新の公式情報を確認したうえで
行ってください。
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