「鉄剤を出して終わり」に
しないために
やめどきはフェリチン、お茶は禁じない、原因検索は省かない——この3つで再発が減ります
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国内指針は成人に鉄として1日50〜210 mgを1〜2回、BSGは元素鉄50〜100 mgを1日1回・空腹時を挙げます。
「増やしても体に入る鉄はそれほど増えません。決められた量を続けるほうが早いです」
国内指針は、飲めないときの対応を順序立てて示しています。
「飲みにくいときは、やめる前に教えてください。続けられる形にする方法があります」
隔日投与は、外来で説明するときに最も誤解が生じやすいテーマです。
「連日はもう古い」という説明は誤り——BSGは隔日を不耐時の選択肢に位置づけている
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鉄剤投与後の反応には順序があります。問題はその先です。
「数値が戻ったところが治療の終わりではありません。やめる時期は一緒に決めます」
| 確認項目 | 外来での確かめ方・対応 |
|---|---|
| 飲めているか | 減量 → 服用時間 → 剤型 → 静注の順で調整する |
| 出血が続いていないか | 月経量・消化管症状を再確認。損失が多ければ静注へ |
| 胃酸抑制薬 | PPI・H2受容体拮抗薬による鉄吸収低下を念頭に置く |
| 診断が違わないか | 炎症でフェリチンが偽正常/鉄欠乏以外の貧血を再考 |
| 非経口鉄への切り替え | 経口鉄が禁忌・無効・不耐なら考慮する |
BSGは最初の4週でヘモグロビンの反応を確認することを推奨
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| 食事に含まれる鉄 | 鉄剤 | |
|---|---|---|
| お茶 | 紅茶で79〜94%阻害。ただし阻害は60分以内に消失 | 禁ずる必要はないとの見解が定着 |
| ビタミンC | 併用で吸収率が上がる | 上乗せは不要(RCTで同等) |
「お茶をやめてください」ではなく「食事とお茶を1時間ほど空けると影響が小さくなります」
国内指針は「食事を改善することは、鉄欠乏の予防に最も望ましい適切な方法である」としています。
「食事はくり返しを防ぐために大切ですが、いまある貧血を治すのは鉄剤の役割です」
鉄剤で貧血は治りますが、失った理由が残っていれば再発します。
「理由を確かめないと、また同じことが起こります。検査待ちでも鉄剤は始めます」
血便・体重減少・腹部症状
チェックを一巡しても不明
非経口鉄を考慮する
小腸はカプセルを第一選択
中止は貧血治癒かつフェリチン正常化時。BSGは正常化後さらに約3か月
「食事の鉄」と「鉄剤」を分けると整理できる。増量も吸収は比例しない
男性・閉経後女性は上下部内視鏡。治療は検査待ちで遅らせない
概要欄からブログ記事をご覧ください
外来でそのまま使える
配布資料を用意しています
次回もお楽しみに