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デクスメデトミジン投与量計算機

200μg/50mLシリンジ・RASS連動・体重別 mL/hr 自動換算

⚠ 適応外使用に関する注意:デクスメデトミジン(プレセデックス®)の保険適応は「集中治療における人工呼吸中・離脱後の鎮静」と「局所麻酔下の非挿管手技の鎮静」です。一般病棟でのせん妄治療目的は適応外です。施設プロトコルと個別症例の必要性記載のもとで判断してください。
📝 入力
kg
🎯 鎮静目標:RASS 0〜-1(強い興奮時のみ -2 まで許容)
添付文書範囲 0.2〜0.7 μg/kg/時。開始は常に 0.2 から、RASS を見ながら段階的に漸増します。
💉 ポンプ設定(開始 → 漸増上限)
開始
2.0 mL/hr
0.2 μg/kg/時(添付文書最低)
上限
7.0 mL/hr
0.7 μg/kg/時(添付文書上限)

体重50kg ÷ 20 ≒ 2.5 mL/hr(暗算式)

📋 初期負荷について
せん妄目的では 初期負荷(6μg/kg/時×10分)は原則行わない。徐脈・低血圧を増やすだけのため、開始量から漸増する[1]
📊 体重別 mL/hr 早見表(4μg/mLシリンジ換算)
体重0.20.30.40.50.60.7

※ 入力体重に近い行がハイライト表示されます

📋 指示テンプレ(コピー可)
🔄 RASS連動の増減ロジック(目標 0〜-1)
  • RASS ≧ +1(興奮残存):30〜60分待っても改善なければ +1 mL/hr 増量(最大 0.7μg/kg/時 = 体重kg ÷ 約5.7)
  • RASS = -2 が30分以上持続1〜2 mL/hr 減量。深い鎮静の遷延を避ける
  • RASS ≦ -3直ちに中止。SBP・HR・SpO2 評価。覚醒後に半量から再開検討
  • 強い興奮時のみ -2 まで許容:抜管/転倒の差し迫った危険がある時の一時的目標
🛑 中止検討基準
  • SBP < 90 mmHg または MAP < 65 mmHg:循環不全リスク
  • HR < 50 bpm:徐脈の進行
  • RASS ≦ -3:過鎮静
  • 最大量 7 mL/hr でも興奮制御不能:他剤併用 or 原因検索(尿閉・便秘・低酸素・薬剤・離脱)

減量時は段階的に(反跳性高血圧・興奮を回避)。長時間投与例では数時間〜数日かけて減量。

📚 関連情報・参考文献

🎬 動画解説: せん妄に困ったらこの1枚|デクスメデトミジン×RASS連動投与法
📝 ブログ記事: 体重別早見表・指示テンプレ・参考文献付き
📊 スライド資料: PDF/Web閲覧

  1. PMDA プレセデックス静注液200μg/50mLシリンジ「ファイザー」添付文書 (2018年改訂)
  2. Devlin JW, et al. PADIS 2018. Crit Care Med. 2018;46:e825-e873. DOI
  3. Reade MC, et al. DahLIA. JAMA. 2016;315:1460-8. DOI
  4. Shehabi Y, et al. SPICE III. N Engl J Med. 2019;380:2506-17. DOI
  5. Sessler CN, et al. RASS validity and reliability. Am J Respir Crit Care Med. 2002;166:1338-44. DOI