INTERACT2/3・ATACH-2・脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]対応
脳出血急性期では発症早期の血腫拡大(約30%以上)が生命予後を直撃します。虚血ペナンブラが存在しないため、過度な低血圧に陥らない限り、速やかな降圧が最も効果的な止血介入となります。
| 項目 | 内容と臨床上のポイント | エビデンス / 推奨 |
|---|---|---|
| 静注降圧薬 | ニカルジピン 0.5〜6 µg/kg/分(2〜10 mg/h)持続点滴。シリンジポンプでスパイクを防ぎ平滑に投与。 | 第一選択 |
| 血圧変動性 (BPV) | 血圧のばらつき(SD最高群)は予後不良オッズが 1.41倍(Manning 2014)。急降下・スパイクを回避。 | 変動抑制 |
| 抗凝固中和 | ワルファリン→PCC+Vit K、ダビガトラン→イダルシズマブ、FXa阻害薬→オンデキサを直ちに併用。 | 早期中和 |
| ケアバンドル | 早期降圧 + 血糖管理(110〜140) + 体温管理(<37.5℃)で6か月予後を有意に改善(INTERACT3)。 | aOR 0.86 |