神経内科医がやさしく解説
認知症の「困った行動」、
家族のかかわり方で変わる
非薬物ケアが第一選択 ― 理由を探す・環境・活動・音楽・家族ケア、そして受診のサイン
6家族ができる6つのかかわり方
⚖️
① まず薬以外を
非薬物ケアが第一選択。抗精神病薬は死亡リスクをわずかに高めるため、まず薬以外を試し、必要なときだけ主治医と慎重に。
🔍
② 行動の「理由」を探す
痛み・不安・退屈・環境などの引き金を、直前の出来事から探す。急な悪化はせん妄を先に疑い受診を。
🤝
③ 正すより、寄り添う
否定・訂正・言い争いを避け、ゆっくり短く笑顔で。事実より安心を優先すると落ち着きやすい。
🎨
④ 本人に合った活動を取り入れる
昔の趣味・家事の一部・散歩など「できること」を活かすと、後追い・くり返しがやわらぎ、介護の負担も軽くなる。
🎵
⑤ 音楽・なじみの感覚を使う
好きな音楽は気分の落ち込みをやわらげる。ただし興奮・攻撃性そのものには効きにくいため、落ち着くきっかけの一つに。
🤲
⑥ 介護する家族を支える
家族が学び・休むことは、回りまわって本人の落ち着きにつながる大切な「治療」。一人で抱えず地域包括支援センターや家族会に相談を。
!こんな時は早めに相談・受診を
1数日で急に混乱・幻覚・興奮が強まった(せん妄)
2発熱・脱水・食べない・尿が出ないなどの体の不調
3自分や周りを傷つける危険が続く
4ご家族が眠れず、追い詰められている
⚠️ 意識がおかしい・けいれん・頭を打った時は、迷わず119番を
医知創造ラボ ※一般的な情報です。対応・お薬は主治医にご相談を