外来患者指導シリーズ 第36弾

高齢者の転倒予防 外来早見表

「足腰を鍛えましょう」で終わらせない。そして見直すべき薬は、降圧薬ではない。

高齢者の転倒予防 外来早見表:バランス・機能的運動は24%減、バランスと筋力の併用は34%減、太極拳は19%減、筋トレ単独とウォーキングは不確実。量の目安は週2回・60分・24週間。見直す薬はループ利尿薬1.36倍・オピオイド1.60倍・抗てんかん薬1.55倍・薬の総数1.75倍で、β遮断薬は0.88倍。ビタミンDは不足なら毎日800〜1000単位まで。指輪っかテストと握力でサルコペニアの可能性ありまで到達できる。

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この図の読み方。「不確実」は「効果が無い」ではなく、まだ十分に測れていないという意味です。歩くこと自体はすすめてかまいませんが、それだけでは転倒予防の根拠になりません。薬の倍率は関連の大きさであって、やめれば転倒が減るという証拠ではありません。処方バイアスは調整されていないため、自己判断で中止せず、必ず主治医と一緒に見直してください。止めるほうが危険な薬もあります。
出典。運動=Sherrington C, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2019;1(1):CD012424./用量=Li F, et al. JAMA Intern Med. 2018;178(10):1301-1310./薬=de Vries M, et al. および Seppala LJ, et al. J Am Med Dir Assoc. 2018;19(4)./ビタミンD=Tan L, et al. BMC Geriatr. 2024;24(1):390. および Appel LJ, et al. Ann Intern Med. 2021;174(2):145-156./サルコペニア=Chen LK, et al. Nat Aging. 2025;5(11):2164-2175. および日本サルコペニア・フレイル学会「新しいサルコペニアの診断基準(AWGS 2025)のお知らせ」(2025年11月11日)。
くわしい解説は ブログ記事 をご覧ください。