医知創造ラボ

その頻尿・尿もれ、膀胱だけが原因とは限らない

過活動膀胱と"神経の病気" ― 受診の目安・原因の見分け・薬の選び方

📊 受診を考える目安
日中8回・夜2回以上
回数だけでなく「困り具合」もあわせて
🏥 どの科へ?
まず泌尿器科
しびれ・歩きにくさを伴うなら脳神経内科も
過活動膀胱とは ― 「尿意切迫感」が中心
必須
尿意切迫感
急に強い尿意。がまんが難しい中心症状
症状
頻尿
日中、トイレが近い
症状
夜間頻尿
夜、排尿で何度も起きる
任意
切迫性尿失禁
間に合わず尿もれ(あってもなくてもOAB)
尿意切迫感が必須で、尿もれは「あってもなくてもよい」。くしゃみ・咳での尿もれ(腹圧性)はOABとは別物です。
🧠
膀胱だけが原因とは限らない ― 神経因性膀胱
排尿は脳・橋・脊髄が制御。このネットワークが障害されると神経因性膀胱に。背景にありうる神経の病気:
🩸 脳卒中🤲 パーキンソン病⚡ 多発性硬化症🦴 脊髄の病気・損傷🩺 糖尿病(神経障害)
手足のしびれ・動かしにくさ・ふらつきを伴う頻尿は、膀胱以外の原因も考えます。
💊
治療は「行動療法から」 ― 薬は使い分け
STEP 1
行動療法から
骨盤底筋トレ・膀胱訓練・水分やカフェインの工夫
STEP 2
薬を使い分け
β3作動薬(ミラベグロン等)/抗コリン薬。高齢者は認知機能への影響にも配慮
🌙 夜間頻尿は全身の要因も。夜間多尿・心不全・睡眠時無呼吸・薬の影響などが背景のことがあります。
監修:脳神経内科医|日本排尿機能学会 過活動膀胱診療ガイドライン等に基づく一般向け要約

※本図は一般向けの教育・情報提供であり、診断・治療を目的とした医療行為ではありません。気になる症状は医療機関にご相談ください。
解説記事:その頻尿・尿もれ、膀胱だけが原因とは限りません|過活動膀胱と神経の病気