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ノルアドレナリン投与量計算機

3A+生食47mL(0.06 mg/mL)/MAP 65目標/体重別 γ⇄mL/hr 早見表

⚠ 適応・注意:本ツールは敗血症性ショック等の循環不全に対するノルアドレナリン静注の標準調製レシピ(3A+生食47mL = 50mL, 最終 0.06 mg/mL = 60 μg/mL)を前提とします。SSC 2021・J-SSCG 2024準拠。異なる調製濃度の施設では換算が異なります
📝 入力
kg
🎯 投与目標:MAP 65〜80 mmHg
標準レシピ「3アンプル+生食47mL=50mL(0.06 mg/mL)」で開始。
この濃度では mL/hr = γ × 体重(kg) でそのまま換算できます。
💉 ポンプ設定(開始 → 高用量域の目安)
開始
2.0 mL/hr
≒ 0.033 γ(SSC標準)
高用量域(0.5γ)
30.0 mL/hr
バソプレシン併用検討

暗算式: γ × 体重 = mL/hr(60kg × 0.5γ = 30 mL/hr)

📊 体重別 γ⇄mL/hr 早見表(0.06 mg/mL 換算)
体重0.050.10.20.250.30.50.7

※ 入力体重に近い行がハイライト表示/オレンジ列はバソプレシン併用検討ライン(0.25γ・0.5γ)/単位は μg/kg/min(γ)mL/hr

📋 指示テンプレ(コピー可)
🔄 MAP連動の漸増・減量ロジック(目標 MAP 65〜80 mmHg)
  • MAP < 65 mmHg が継続5〜10分ごとに 1〜2 mL/hr 増量。MAP 65 到達まで継続
  • MAP > 80 mmHg過剰昇圧(末梢血管抵抗↑→腎血流↓懸念)。1〜2 mL/hr 減量
  • γ 0.1 到達(末梢ライン投与中):中心静脈ライン確保を強く検討(> 0.1γ・> 6h は組織壊死リスク↑)
  • γ 0.25〜0.5 到達バソプレシン 0.03 単位/min 追加検討(SSC 2021 推奨38・弱推奨)
  • γ 0.25 が 4時間継続でショック持続ハイドロコルチゾン 200 mg/日 追加(持続点滴 or 50mg q6h)
🩸 末梢ラインから投与する場合の安全ルール
  • 推奨部位:前腕・肘窩の太い静脈/18〜20G以上の留置針/手背・足背は避ける
  • 投与時間の目安:CVカテーテル確保までの橋渡し。6時間を超えるなら積極的にCVへ切替
  • 用量の目安:低用量(< 0.1γ)が望ましい。高用量・長時間は組織壊死リスク上昇
  • 漏出時対応:直ちに抜去 → フェントラミン 5〜10 mg 皮下注または温罨法 → 別の末梢ラインで再開

Lewis 2017(n=202)では漏出率 4%・全例保存的対応で済んだ。88%は別の末梢で投与再開可能。

🌅 ウィーニング順序(離脱)
  • 前提条件:MAP 安定が 24時間以上持続・乳酸値正常化
  • Step 1:バソプレシンを先に中止
  • Step 2:ノルアドレナリンを漸減して中止
  • Step 3:ハイドロコルチゾンを最後に離脱
🛑 警戒・代替検討基準
  • MAP > 80 mmHg が持続:減量検討(過剰昇圧)
  • 末梢ラインから漏出:抜去 → フェントラミン皮下注 → 別ライン再開
  • γ > 0.5 でもMAP上がらない:バソプレシン追加・ハイドロコルチゾン追加・原因検索(容量不足・酸塩基異常・心機能・副腎不全)
  • ドパミンへの切替非推奨(SOAP IIで不整脈2倍・心原性ショックで死亡率↑)
📚 関連情報・参考文献

🎬 動画解説: 内科医のためのノルアドレナリン昇圧治療|3A+生食47mLで始める標準運用
📝 ブログ記事: 体重別γ早見表・指示テンプレ・参考文献付き
📊 スライド資料: PDF/Web閲覧(全27枚)

  1. Evans L, et al. Surviving Sepsis Campaign 2021. Intensive Care Med. 2021;47:1181-1247. DOI
  2. Shime N, et al. J-SSCG 2024. J Intensive Care. 2025;13:15. DOI
  3. De Backer D, et al. SOAP II. N Engl J Med. 2010;362:779-789. DOI
  4. Avni T, et al. Vasopressors meta-analysis. PLoS One. 2015;10:e0129305. DOI
  5. Permpikul C, et al. CENSER. Am J Respir Crit Care Med. 2019;199:1097-1105. DOI
  6. Russell JA, et al. VASST. N Engl J Med. 2008;358:877-887. DOI
  7. Gordon AC, et al. VANISH. JAMA. 2016;316:509-518. DOI
  8. Lewis T, et al. Peripheral vasopressor safety. J Intensive Care Med. 2019;34:26-33. DOI