外来患者指導シリーズ 第37弾(関連資料)

不眠症の非薬物療法|CBT-Iの4つの技法

睡眠衛生だけでは足りない。今夜からできる4つの練習。

不眠症の非薬物療法・CBT-Iの4つの技法:①刺激制御法は眠くなってから寝床に入る、②睡眠制限法は寝床にいる時間をあえて絞る、③認知再構成法は眠れない思い込みをほぐす、④リラクゼーション法は体の緊張をゆるめる。誤解注意として、睡眠衛生(生活習慣の改善)だけでは不十分で、CBT-Iという治療パッケージの一部であること。今夜からの一歩は、眠くなってから寝床に入る・睡眠日誌をつける・思い込みを1つ書き出す・寝る前に腹式呼吸。

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この図の読み方。CBT-Iは4つの技法の組み合わせで、米国睡眠医学会(AASM)のガイドラインは多要素CBT-Iを強い推奨、刺激制御法・睡眠制限法・リラクゼーション法の単独使用を条件付き推奨としています。一方で睡眠衛生の単独使用は「用いないことを条件付きで推奨」——早寝早起きやカフェインを控えることをいくら守っても、それだけでは慢性不眠症は治りにくいという意味です。②の睡眠制限法は最初はかえって眠気が強まることがあり、よく眠れるようになってから床にいる時間を延ばしていきます。すでに睡眠薬を飲んでいる方は、自己判断で減らさず主治医と進めてください
出典。ガイドライン=Edinger JD, et al. J Clin Sleep Med. 2021;17(2):255-262./Riemann D, et al. J Sleep Res. 2023;32(6):e14035./効果量=Trauer JM, Qian MY, Doyle JS, Rajaratnam SMW, Cunnington D. Ann Intern Med. 2015;163(3):191-204./刺激制御法・睡眠制限法=Epstein DR, Sidani S, Bootzin RR, Belyea MJ. Sleep. 2012;35(6):797-805./Spielman AJ, Saskin P, Thorpy MJ. Sleep. 1987;10(1):45-56./認知再構成法=Morin CM, Blais F, Savard J. Behav Res Ther. 2002;40(7):741-752./リラクゼーション法=Morin CM, Hauri PJ, Espie CA, Spielman AJ, Buysse DJ, Bootzin RR. Sleep. 1999;22(8):1134-1156.
くわしい解説は ブログ記事、患者さんにそのまま渡せる資料は A4ハンドアウト をご覧ください。